日本最後のニホンオオカミをモデルとした等身大のブロンズ像で、昭和62年(1987)に造られた。
ニホンオオカミは、明治の初めまで本州・四国などに多数生息していたとされるが、その後急減し、明治38年(1905)、東吉野村で捕らえられた若い雄が日本で最後の捕獲の記録となった。
このとき捕獲されたニホンオオカミは、当時、英国から派遣された東亜動物学探検隊員米人マルコム・アンダーソンが、地元の猟師から8円50銭で買い取り、大英博物館の標本となっている。
所在地:奈良県吉野郡東吉野村小川