雨乞い、晴乞いの神である高龗神(たかおかみのかみ)を祭る。675年、天武天皇によって創建されたと伝えられる。
五穀の生命をつかさどる雨の神として朝廷から信仰され、降雨を願う際には黒馬、止雨を願う際には白馬が奉納された。
東吉野村に中社、下市町に下社があり、川上村の上社は大滝ダムの建設に伴い、平成10年(1998)、現在の地に移された。
移築の際、旧境内地から縄文
時代の遺跡(宮の平遺跡)が発掘されたことから、この地は古代から信仰の場所であったと考えられている。
出土品の一部は近くの「森と水の源流館」で展示されている。
毎年10月8日には例大祭が行われる。
所在地:奈良県吉野郡川上村迫869-1
拝観時間:境内拝観自由