陵墓の規模や築造時期は不明。 元明天皇は奈良時代の女帝で、生前に自らの葬儀の簡素化の詔を出したため、遺言に従い自然地形を利用して墓とし、火葬したと伝えられている。 江戸時代に出土した「函石(はこいし)」と呼ばれる方形の石に刻まれた銘文から、宮内庁はこの地が元明天皇陵と治定している。道路を挟んだ西隣には、娘の元正天皇陵(奈保山西陵)がある。
所在地:奈良県奈良市奈良阪町
奈保山東陵(元明天皇陵) 2011年1月3日撮影 奈良市