古墳時代前期の前方後円墳で、全長132メートル。 竪穴式石室の上部を板石で覆っていることから、同形式石室の最初期の例と考えられている。石室内からは、鏡や太刀、やりなどが見つかった。 中世には墓地や砦(とりで)として利用されていた。 方墳部分の隅には、大和神社(おおやまとじんじゃ)の末社である大和稚宮神社(おおやまとわかみやじんじゃ)があり、毎年4月1日のちゃんちゃん祭りでは、大和神社から大和稚宮神社まで祭列が渡る。
所在地:奈良県天理市中山町 見学自由
中山大塚古墳 2010年11月29日撮影 天理市