※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

どんづる峯(どんづるぼう)

概要

田尻峠から穴虫峠に至る山域にある特異な自然景観で、昭和26年に県の天然記念物に指定された。
千数百万年前に噴火した二上山の火砕流が水底に堆積(たいせき)し、白っぽい凝灰岩になった。それが地殻変動や風水による浸食作用によって現在の奇異な地形がつくり出された。
凝灰岩の白い色が木々の間に散在しているさまが、鶴がたむろ(屯)しているように見えるため、「屯鶴峰(どんづるぼう)」の名が付いたと言われている。
なお、二上山の凝灰岩は良質で加工しやすいことから、古くから石材として利用され、古 墳の石室や石造物などに用いられている。

参考

所在地:奈良県香芝市穴虫

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