※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

ツボリ山古墳(つぼりやまこふん)

概要

一辺20メートルほどの円墳または方墳だったと考えられているが、墳丘は造成工事で削平され、当初の姿をとどめていない。
大型の両袖式横穴石室を持ち、南に開口する。石室内には、玄室部・羨道部にそれぞれ一つずつの石棺が主軸に沿って安置されており、ともに刳抜(くりぬき)式の家形石棺である。
羨道部の石棺は棺蓋を欠くが、玄室部の石棺は棺蓋・身ともに残存しており、棺蓋に6カ所の縄掛突起がある。
石室構造や石棺形態により、7世紀初頭の築造と考えられている。
昭和48年(1973)3月15日に、県の史跡に指定された。

参考

所在地:奈良県生駒郡平群町福貴

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