若櫻神社の北の高台にある「土舞台」は、聖徳太子が日本最初の国立演劇研究所、国立劇場を設けた場所とされ、日本芸能の発祥の地として知られる。
日本書紀によると、推古天皇20年(612)に百済の味摩之(みまし)が、呉で伎楽(ぎがく/「くれのうたまい」ともいう)を学び、日本に伝えた。これを見た聖徳太子が、この地に貴族の少年たちを集めて習わせたとある。
芸能発祥の地を記念して、毎年10月には土舞台で大祭が、桜井市民会館では篝能(かがりのう)が催される。
所在地:奈良県桜井市阿部 桜井公園