大和の国水分四社(宇太、葛木、都祁、吉野)の一つで、山から流れる水が分かれる場所に建つ。
創建は飛鳥時代と伝えられ、古くから水の神として信仰を集めた。かつては約3キロ南の都祁山口神社の場所にあった。
祭神は、速秋津彦命(はやあきつひこのみこと)、天水分神(あめのみくまりのかみ)、国水分神(くにのみくまりのかみ)。
本殿は室町時代中期の一間社春日造で、重要文化財に指定されている。本殿前のこま犬は、鎌倉時代の作。
毎年10月26日に行われる秋季例祭では、都祁水分神社から都祁山口神社まで神輿(みこし)が遷幸する。
所在地:奈良県奈良市都祁友田町182
拝観時間:境内拝観自由