真言律宗の寺院で、山号は金龍山。寺伝によると、聖徳太子が創建、奈良時代に聖武天皇が伽藍(がらん)を増築したとされる。本尊は阿弥陀如来坐像。
本堂は、桁行5間、梁間3間、鎌倉時代に再建された入り母屋造り・本瓦ぶきの建物で、重要文化財に指定されている。
内部の柱、壁面に極彩色で仏画が描かれているが、剥落が進んでいる。
本堂は、平成24年度(2012)から修復工事が行われる予定。
所蔵品には、鎌倉時代の代表的な金工作品である金銅能作生塔(こんどうのうさしょうとう、国宝、東京国立博物館寄託)や、木造黒漆塗彩絵厨子(もくぞうくろうるしぬりさいえのずし、県指定文化財)などがある。
所在地:奈良県生駒市俵口町841
拝観時間:境内拝観自由、堂内は要予約