創建については諸説あるが、寺伝によると、奈良時代、豪族の小野真弓長弓(おののまゆみたけゆみ)が鳥狩りの折、息子の長麿(ながまろ)が誤って放った矢によって命を落とし、それを哀れんだ聖武天皇の勅願により、神亀5年(728)、行基が創建したと伝えられる。
檜皮(ひわだ)ぶきが美しい本堂は、棟札に弘安2年(1279)の銘があり、国宝に指定されている。鎌倉時代の新和様建築の典型的な例である。
本尊の木造十一面観音立像は、黒漆厨子とともに重要文化財。
所在地:奈良県生駒市上町4445(塔頭:円生院、薬師院、法華院)
拝観時間:境内拝観自由。本堂拝観は9時00分~16時00分 ※電話にて要予約