※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

茅原のトンド(ちはらのとんど)

概要

修験道の開祖・役小角(えんのおづぬ、役行者)の生誕地とされる御所市茅原の吉祥草寺で、修正会の結願の行事として、毎年1月14日に行われる。
「茅原の大とんど」、「左義長(さぎちよう)」とも呼ばれる。
当日は早朝から、境内に茅原・玉手の各大字から人々が集まり、雄雌一対の大たいまつ(トンド)を作り、法要後、これを燃やしてその年の平和を祈る。
地元では、この火を火縄に移して持ち帰り、翌朝、小豆がゆを炊く風習がある。茅原のトンドの起源は、大宝元年(701)にまでさかのぼるという。修験道の修正会と農村行事が結びついた県内では珍しい大規模なトンド行事であり、県指定無形民俗文化財になっている。

参考

所在地:奈良県御所市茅原279 吉祥草寺
開催日時:毎年1月14日
法要 15時00分~
トンド点火 20時30分ごろ

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