※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

題目立(だいもくたて)

概要

奈良市上深川町の氏神、八柱神社(上深川町)に伝わる民俗芸能。秋祭りの前日10月12日の宵宮祭で上演される。
源平合戦の武将を題材とした演目を、出演者が登場人物ごとにせりふを分担し、独特の抑揚を付けて語る。 「語りものが舞台化した初期の形を伝えている」と評価されている。
題目立の起源は定かではないが、16世紀末の多聞院日記などに記録がある。 重要無形民俗文化財に指定されている。
出演するのは地元の17歳に達した青年たち。 上深川町の青年は17歳になると、神社の祭祀(さいし)組織、宮座に加わる習わしがある。 題目立はこれらの青年たちの奉納芸能として行われることから、成人儀礼の性格を持っている。
題目立は平成21年(2009)9月30日、ユネスコ無形文化遺産保護条約に関する第4回政府間委員会で「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に記されることが決まった。

参考

所在地:奈良県奈良市上深川町240 八柱神社
開催日時:10月12日19時00分~

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