聖徳太子が建立した熊凝精舎(くまごりしょうじゃ)が百済大寺(くだらのおおてら)、高市大寺(たけちのおおてら)と移転・改称を繰り返し、国を守護する飛鳥時代最大の大寺・大官大寺となった。 文武天皇の時代には九重塔や伽藍(がらん)が建立された。発掘調査では大規模な塔の跡が見つかっている。 平城京への遷都の際、移転して大安寺(奈良市)となった。 現在は、田畑の中に塔跡や金堂跡が残る。
所在地:奈良県高市郡明日香村小山
大官大寺跡 2010年9月25日撮影 高市郡明日香村