※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

大安寺(だいあんじ)

概要

高野山真言宗の寺院。
聖徳太子が建立した熊凝精舎(くまごりしょうじゃ)を前身とし、飛鳥時代には、百済大寺、大官大寺と改称を繰り返し、国の筆頭寺院として栄えた。
平城京遷都の際、現在地に移転。 国の安泰と人々の安楽を祈る大寺として、大安寺と改めた。 奈良時代には、東大寺大仏開眼の導師を務めたインド僧・菩提僊那(ぼだいせんな)をはじめ、歴史上著名な僧が在籍し、日本仏教史上重要な役割を果たす。
かつては壮大な伽藍(がらん)を持ち、南都七大寺の一つに数えられていた。
昭和43年(1968)に、旧境内全域が「大安寺旧境内」として国の史跡に指定されている。
本尊の木造十一面観音立像、嘶堂(いななきどう)に安置されている木造馬頭観音立像(木造千手観音立像)のほか、木造楊柳観音立像、木造不空羂索観音立像、木造聖観音立像、木造四天王立像は、いずれも大安寺様式といわれる天平時代の秀作で、重要文化財に指定されている。
今日では、がん封じの寺として広く知られ、1月23日と6月23日の法要では、がん封じの笹酒が授与される。

参考

所在地:奈良県奈良市大安寺2-18-1
拝観時間:9時00分~17時00分

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