白鳳時代に創建され、全国で唯一、奈良時代の三重塔を東西2基(国宝)とも残す寺。
観音さまに当地へと導かれたという中将姫により、極楽浄土の光景が再現されたと伝わる「綴織當麻曼陀荼羅図(つづれおりたいままんだらず/国宝)」を本尊とし、中将姫を導いたとされる「導き観音」は、とくに女人救済の信仰があつい。
中将姫の伝承は、中世から近世にかけて、世阿弥や近松門左衛門らにより、さまざまに脚色され、能、浄瑠璃、歌舞伎の題材にもなっている。
また、ボタンの寺としても知られ、毎年4月下旬から5月初旬にかけて咲き誇る。
所在地:奈良県葛城市当麻1263
拝観時間:9時00分~17時00分