浄土教の基本的仏典「往生要集(おうじょうようしゅう)」を編さんした大和国北葛城郡出身の平安中期の僧、源信(げんしん、恵心僧都=えしんそうず)の姉・願西尼(がんせいに)が開いたと伝えられる浄土宗の寺である。 当初、1,000体の阿弥陀如来を祭ったことが名前の由来とされる。 本尊の阿弥陀如来三尊像を納める高さ198センチ、幅142センチの紫檀塗螺鈿厨子(したんぬりらでんずし、鎌倉時代)は重要文化財。現在は、境内の収蔵庫に安置されている。
所在地:奈良県大和郡山市丹後庄町7
千体寺 2011年1月29日撮影 大和郡山市