ツツジの名所として知られる高野山真言宗の寺である。
創建は神亀年間(724~729年)、僧・行基がこの地を訪れた際、夢で老人の託宣を聞き、寺の東の山中にある舟形の大岩に薬師如来を祭ったことに始まるという。
その大岩には、現在、巌舟権現が祭られている。平安時代には空海が行脚したとされる。
境内のツツジは数百株に及ぶ。
寺は「関西花の寺二十五ヶ所霊場会」に加盟しており、二十二番札所となっている。また、裏山を借景にした地泉回遊式庭園も有名である。
所在地:奈良県御所市五百家484
拝観時間:8時00分~17時00分