※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

石光寺(せっこうじ)

概要

當麻寺の北、二上山を背景に位置し、山号を慈雲山と号する浄土宗の寺院。
天智天皇の時代(670年ごろ)に、この地に光を放つ3つの石があり、掘ると弥勒三尊の石仏が現れた。 そこで天皇の勅願によって堂宇を建立し、「石光寺」の名を賜って役行者(えんのぎょうじゃ)が開山したのが始まりとされる。
別名、染寺(そめでら)とも呼ばれ、中将姫(ちゅうじょうひめ)ゆかりの染の井戸とイトカケ桜がある。中将姫がこの寺の井戸で蓮糸(はすいと)を洗い清め、傍らの桜の枝に糸をかけたところ、5色に染まった。 中将姫は、その蓮糸で一夜のうちに当麻曼茶羅(たいままんだら)を織り上げたという。
また、関西花の寺二十五ヶ所第20番札所であり、牡丹(ぼたん)の寺としても知られる。

参考

所在地:奈良県葛城市染野387
拝観時間:8時00分~17時00分

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