※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

持聖院(一針薬師笠石仏)(じしょういん/ひとはりやくしかさせきぶつ)

概要

持聖院は真言律宗の寺院で、大和北部八十八ヶ所四十七番札所。弘法大師像を本尊として祭り、寺宝に薬師如来坐像(鎌倉初期、三郷町指定文化財)などがある。
持聖院の管理地内にある一針薬師は、正式名称を「持聖院薬師如来線刻笠石仏」といい、高さ2メートル75センチの花こう岩を磨いて作られた石仏である。 鎌倉時代に快慶が彫ったと伝わり、薬師如来立像の両脇侍に日光菩薩・月光菩薩、中尊の外側左右に十二神将立像が線刻で配されている。
笠石仏としては日本有数の大きなもので、鎌倉前期の特徴がよく現れており、三郷町の文化財に指定されている。

参考

所在地:奈良県生駒郡三郷町勢野東6-7-27 持聖院
持聖院拝観:要予約
一針薬師笠石仏の拝観:石仏倒壊の恐れがあるため、石仏を囲っている柵の中への立ち入りは現在禁止されている。 柵の外からは拝観可能。

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