※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

春岳院(しゅんがくいん)

概要

豊臣秀吉の弟、秀長の菩提寺。
天正19年(1591)、秀長は郡山城内で死去し、菩提寺として大光院が創建された。その後、豊臣家が滅びたことから、藤堂高虎(とうどう・たかとら)が大光院を京都に移し、秀長の墓所「大納言塚」と位牌(いはい)を東光寺に託し、東光寺は秀長の法名から春岳院と名を変えた。
境内には、四方仏を組み合わせた全国的にも珍しい七重石塔(鎌倉時代中期)がある。
また、寺が所蔵する郡山町箱本関係資料(桃山~江戸時代)は県指定文化財、豊臣秀長画像(江戸時代)は市指定文化財。
市内の別の場所にある大納言塚は、春岳院が安永6年(1777)、荒廃していたのを復興し、五輪塔を建立した。

参考

所在地:奈良県大和郡山市新中町2
拝観時間:10時00分~16時30分(拝観には予約が必要)

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