※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

子規の庭(しきのにわ)

概要

明治を代表する俳人・正岡子規の句のなかでも、特に有名な「柿食へば鐘がなるなり法隆寺」は、明治28年(1895)秋、子規が奈良を旅した際に詠んだ句である。
また、明治34年(1901)病床にあった子規は、奈良の旅を回想し、随筆「くだもの」に、宿泊した旅館「對山樓(たいざんろう)」で柿を食べながら東大寺の鐘を聞いたと記している。
この對山樓の跡地(現・日本料理天平倶楽部)の一角に、子規をしのび、子規ゆかりの奈良の地を顕彰しようと、つくられたのが「子規の庭」である。
樹齢100年を超える柿の古木を中心に、子規が好んで詠んだ草花を植え、東大寺大仏殿や若草山を借景とする庭園で、平成18年(2006)に開園した。俳句や奈良の近代文学、現代文学に関心のある人々の交流の場や文化拠点としても活用されている。

参考

所在地:奈良県奈良市今小路町45-1 日本料理天平倶楽部内
開園時間:10時00分~17時00分

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