※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

桜木神社(さくらぎじんじゃ)

概要

「象の小川(きさのおがわ)」とも呼ばれる喜佐谷川のほとりに鎮座する神社で、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)、天武天皇を祭る。
天武天皇がまだ大海人皇子と呼ばれていたころ、兄の天智天皇の近江の都を去って吉野に身を隠したが、あるとき、おいの大友皇子の兵に攻められ、この地の大きな桜の木に身を潜めていて、危うく難を逃れたという伝説がある。
その後、大海人皇子は、壬申の乱で大友皇子に勝ち、明日香の浄御原(きよみはら)に都を定めて天武天皇となった。
のちに、天武天皇が吉野の宮(宮滝)に行幸すると、あつくこの宮を敬った。天武天皇亡きあとは、ゆかり深い桜木神社へ祭ったと伝わる。
また桜木神社は、古来、医薬の神としての信仰があつく、とくに初代紀伊藩主・徳川頼信は、たびたび病気平癒を祈願したという。

参考

所在地:奈良県吉野郡吉野町喜佐谷423
拝観時間:境内拝観自由

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