標高702メートルの小太郎岩は、奈良県屈指の紅葉スポットで、曽爾村指定天然記念物。高さ200メートルほどの垂直の岩壁が連なっており、中腹にはライオンの顔を思わせるライオン岩がある。 ここには、道観という長者の息子・小太郎が、財産を狙う義母・お龍にこの岩から落とされかけたが義母が誤って落ちたという悲しい伝説が残っている。 小太郎岩付近から下流の渓谷は、昭和2年(1927)、大阪毎日新聞社、東京日日新聞社主催の「日本百景」の一つに数えられた。
所在地:奈良県宇陀郡曽爾村伊賀見
小太郎岩 2010年11月18日撮影 宇陀郡曽爾村