※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

光林寺(こうりんじ)

概要

浄土真宗仏光寺派の寺院。正和2年(1313)、空信上人が三宅町伴堂で開いた草庵を始まりとする。
貞和4年(1348)に中興した安養寺を、天正11年(1583)年ごろ川西町保田に移し、光林寺と改めたと伝わる。
本堂は、入り母屋造り・本瓦葺(ぶ)きで、鬼瓦に承応3年(1654)の銘があることから、このころの建立とされる。
切り妻造り・本瓦葺きの表門も、鬼瓦の形状などから本堂と同時期の建立と考えられている。ともに、平成17年(2005)3月29日に県文化財の指定を受けた。
また、本尊の木造阿弥陀如来立像は、上品下生印相を結ぶ玉眼、漆箔(うるしはく)の像である。
戦後の調査で、足のほぞに「承久三年(1221)法眼快慶」の墨書銘が見つかり、鎌倉時代の巧匠・快慶の最晩年の作と判明。昭和24年(1949)2月18日に、重要文化財に指定されている。

参考

所在地:奈良県川西町保田43-1
拝観時間: 7時00分~18時00分、本堂内は事前に申し込みが必要

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