奈良市南部の虚空蔵山の中腹に建つ。
創建は平安時代初期で、嵯峨天皇が夢の中で出会った老人から寺を建てる場所を示されたという話や、虚空蔵山に流れ星が落ちるのを見た弘法大師空海が創建したという話が伝わっている。
戦国時代には松永久秀によって伽藍(がらん)を焼かれ、ほとんどの建物を失ったが、江戸時代に僧・宗全によって再興された。
毎年4月13日には、13歳の厄を払う十三参りが行われる。
また、境内には江戸時代に奉納された算額(数学の問題や解き方を記した額や絵馬)が2枚あり、奈良市の有形民俗文化財に指定されている。
所在地:奈良県奈良市虚空蔵町46
拝観時間:9時00分~16時00分