金輪院は大和郡山市小泉町にある天台宗の寺院。
「小泉の庚申さん」「小泉庚申堂」と呼ばれ、親しまれている。
万治2年(1659)、小泉藩主・片桐貞昌の家臣で茶人でもあった藤林直良(宗源)が創建し、貞昌が高8石を寄進して一門の安全を祈祷させた。
境内にある庚申堂の本尊・大青面金剛絵像は、鎌倉時代の秘仏で、60年に1度の庚申の年にしか開扉されない。
一国一宇の(大和の国=現在の近畿地方に一つしかない)庚申信仰の総道場として知られ、江戸時代から昭和の戦後間もないころまで、庚申縁日には門前市が開かれ、にぎわったという。
所在地:奈良県大和郡山市小泉町834
拝観時間: 境内拝観自由