※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

金峯山寺 蔵王堂(きんぷせんじ ざおうどう)

概要

仁王門の先の小高い場所に建つ金峯山寺の本堂で、国宝に指定されている。
重層入り母屋造り檜皮葺(ひわだぶき)の巨大な建造物で、木造古建築としては東大寺大仏殿に次ぐ大きさを誇る。
現在の建物は、天正20年(1592)ごろに再建されたもの。内陣の巨大な厨子(ずし)に安置された本尊は、悪魔を振り払う怒りの形相と慈悲の心を表す青黒色の身体を持ち、過去・現在・未来を表すという三尊の金剛蔵王権現像(重要文化財)である。
像高は7メートルを超え、3体とも見事な彩色が残っている。秘仏とされ、通常は拝観することができない。

参考

所在地:奈良県吉野郡吉野町吉野山
拝観時間:8時30分~16時30分

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