天平18年(746)、聖武天皇の勅願により名僧行基(ぎょうき)によって創建されたと伝えられる。
行基は貴族の信仰だった仏教を庶民に布教したほか、治水などさまざまな社会事業にも携わり、東大寺などの数多くの寺の建立に力を尽くした。
かつては大寺だったが、戦国時代に松永久秀(まつながひさひで)に焼き討ちされるなどし、諸堂を失った。
金堂の西側の岸壁には鎌倉時代後期から江戸時代初期にかけての数多くの磨崖仏(まがいぶつ)が刻まれている。
所在地:奈良県生駒郡平群町椣原53
拝観時間:9時00分~16時00分