※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

旧柳生藩家老屋敷(きゅうやぎゅうはんかろうやしき)

概要

柳生藩の家老・小山田主鈴(おやまだしゅれい)が、引退後に暮らした武家屋敷。大きな石を組み上げた見事な石垣は、天保12年(1841)、尾張の石工が築いた。
柳生藩は、初代藩主・柳生宗矩(やぎゅうむねのり)をはじめ、代々徳川将軍家の剣術指南役を務めた。
小山田主鈴は、領地を離れることの多かった藩主に代わって柳生藩南都屋敷を預かり、藩の財政立て直しを行った人物である。
昭和39年(1964)には、作家・山岡荘八が屋敷を買い取り、柳生宗矩を主人公にした小説「春の坂道」の構想を練ったとされる。山岡の没後、奈良市へ寄贈され、現在は、小山田主鈴、柳生藩、山岡荘八に関する資料館として公開されている。
貴重な武家屋敷の遺構であり、奈良県指定文化財になっている。

参考

所在地:奈良県奈良市柳生町155-1
開館時間:9時00分~17時00分

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