高松塚古墳の南にある円墳。
昭和58年(1983)と平成10年(1998)の内部調査で、天文図と四神像のうち、玄武、白虎、青龍の三体の壁画が確認された。
その後の調査で、四神の残り一体の朱雀、十二支像などが次々と発見され、大きな話題になった。しかし、壁画は劣化が著しく、石槨(せっかく)内面からはぎ取り、保存処置がとられている。
石室内の様子は、奈良文化財研究所飛鳥資料館、明日香村埋蔵文化財展示室で、復元模型や写真パネルで見ることができる。
所在地:奈良県高市郡明日香村阿部山