葛城市歴史博物館から、近鉄御所線沿いに北へ行ったところにある。 宮内庁によって飯豊天皇陵に治定されている全長約90メートルの前方後円墳で、前方部を南西に向け、周濠(しゅうごう)を巡らしている。 築造は6世紀前半と推定される。 飯豊天皇は、履中天皇の皇女とも皇孫ともいわれ、第22代清寧天皇と第23代顕宗天皇の間に、執政者だったと伝えられる人物。「扶桑略記」では第24代女帝と記され、女帝の先駆的存在だったとされる。
所在地:奈良県葛城市北花内
北花内大塚古墳(飯豊天皇陵) 2011年2月18日撮影 葛城市