創建など詳しいことは分かっていないが、本堂は、融通念仏宗(ゆうずうねんぶつしゅう)の道場として、明和2年(1765)に建立されたことが鬼瓦に記されているという。
本堂建設の随分前から、この地に小さな庵(いおり)があり、観音菩薩を祭っていたため、観音寺と称されるようになったとされる。
本尊は、阿弥陀如来。本堂内陣の脇壇には、地蔵菩薩立像(平安時代後期、重要文化財)や、宝暦10年(1760)の作と伝わる十一面観音石像が祭られているほか、境内には、三郷町指定文化財の宝篋印塔(ほうきょういんとう)が安置されている。
所在地:奈良県生駒郡三郷町立野北1-7-37
拝観は事前申し込みが必要