環濠(かんごう)集落とは、外敵を防ぐため、周囲に用水路を兼ねた水濠をめぐらせた集落のことで、奈良盆地に多く見られる。 萱生環濠集落は、南に隣接する西山塚古墳の周濠を環濠として利用したもので、戦国時代に作られた環濠集落の一つである。 今も濠(ほり)の一部と竹やぶが残り、昔の面影をとどめている。ここから、山の辺の道を少し北へ行ったところには、竹之内環濠集落がある。
所在地:奈良県天理市萱生町
萱生環濠集落 2011年1月13日撮影 天理市