火の神「火雷大神(ほのいかづちのおおかみ)」と、笛・音楽の神「天香山命(あめのかぐやまのみこと)」を主祭神とし、天津彦火火瓊瓊杵命(あまつひこほほににぎのみこと)、大日霊貴命(おおひるめむちのみこと)、高皇産霊神(たかみむすびのかみ)、伊古比都幣命(いこひつべのみこと)を配祀(はいし)する。
もとは、火雷大神を祭る火雷神社(ほのいかづちじんじゃ)と、笛吹連の祖神・天香山命を祭る笛吹神社の二社が別に祭られていたとされる。
本殿の北西には、県指定史跡の笛吹神社古墳があり、笛吹連の祖先の建多折命(たけたおりのみこと)の墓であると伝えられている。
また、鳥居の右側には、周囲約3メートルの県指定天然記念物「イチイガシ」の巨木があるほか、境内には大嘗祭の占いに用いられた波波迦木(ははかのき)や、明治42年(1909)に日露戦争の戦利品として政府より奉納された大砲などがある。
所在地:奈良県葛城市笛吹448
拝観時間:境内拝観自由