※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

鍵の蛇巻き・今里の蛇巻き(かぎのじゃまき・いまざとのじゃまき)

概要

豊作祈願とともに男子の成人を祝い、鍵の八坂神社と隣の今里の杵築神社で、旧暦の5月5日に行われてきた節句行事。現代では、毎年6月の第1日曜日に行われている。
鍵は稲わらで、今里は麦わらで蛇を作り、13~17歳の少年が蛇頭を担いでそれぞれ地区内を練り歩く。
鍵の蛇は、最後に町立北中学校の前の「はったはん」という場所の大樹に、頭を下に胴体を上に巻き付けられることから降り竜ともいわれる。
一方、今里の蛇は杵築神社に戻り、神社南側にある大樹に頭を上に巻き付けられるため、昇り竜ともいわれる。
昭和58年(1983)に、「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」として文化庁に指定された。

参考

所在地:奈良県磯城郡田原本町鍵の八坂神社と同町今里の杵築神社
開催日時:毎年6月の第1日曜日
鍵:8時00分ごろから八坂神社で蛇を作り、13時30分ごろから地区内を練り歩いた後、北中学校前で巻き付け。
今里:13時00分ごろから杵築神社で蛇を作り、15時00分ごろから今里の全戸を回って、杵築神社で巻き付け。

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