※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

開運橋(かいうんきょう)

概要

大門ダムに架かる全長106メートルの鋼製橋。上路カンチレバー(片持ち梁)橋と呼ばれる形式だが、戦前の同形式の橋はほとんど残っておらず、現存するものでは全国最古。鉄骨を組み合わせて作ったトレッスル(橋脚)も珍しい。
昭和5年(1930)、大阪府側から朝護孫子寺(平群町信貴山)への参拝者を運ぶ信貴山電鉄(現・近畿日本鉄道)の山上鉄道線が開通したが、駅は寺の対岸だったため橋が架けられた(昭和6年(1931)に完成)。
同線は昭和32年(1957)に廃止、橋は同40年(1965)、近鉄から三郷町に移管されたが、今も多くの参拝者が行き交う。
平成19年(2007)に国の登録有形文化財に選定された。

参考

所在地:奈良県生駒郡三郷町信貴山西

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