※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

大台ケ原(おおだいがはら)

概要

奈良県吉野郡上北山村、川上村と、三重県の境にある台高山脈南端に位置する標高1,600メートル前後の台地。吉野熊野国立公園に属する。
年間降雨量5,000ミリという世界有数の多雨地帯で、屋久島と並び日本を代表する原生林を形成。ニホンジカをはじめオオダイガハラサンショウウオなどの固有種や、珍しい植物が観察できる野生動植物の宝庫となっている。
山頂域には、牛石ケ原、正木ケ原、西大台ケ原などの高原状の平地が広がる。
正木ケ原はトウヒの南限地として知られ、トウヒの倒木や立ち枯れ、イトザサが群生する高原に遊歩道が整備されている。急峻(きゅうしゅん)な地形と多雨・濃霧などによって、古来「魔境の山」「迷いの山」とされてきたが、現在は年間約20万人の登山客でにぎわう。
また、神武天皇ゆかりの神話や伝説が多数残されており、牛石ケ原には魔物を封じ込めたと伝えられる牛石があり、その石を見張るように神武天皇の像が建つ。

参考

所在地: 奈良県吉野郡上北山村、川上村
三重県多気郡大台町
※西大台地区は入山規制あり。事前に「上北山村商工会」に立ち入り申請(有料)が必要

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