古墳時代前期の前方後方墳で、周辺の馬見古墳群の中で最も早く造られたと考えられている。 全長約126メートル、後方部の幅約67メートル、前方部の幅約66メートルで、明治18年(1885)、後方部の竪穴式石室から鏡34面や車輪石、鍬形石(くわがたいし)、金銅製帯金具などが発掘された。 鏡のうち9面は三角縁神獣鏡、3面は直弧文鏡だった。金銅製帯金具は中国の晋の時代のものとよく似ている。 古墳は宮内庁によって大塚陵墓参考地に指定されている。
所在地:奈良県北葛城郡広陵町大塚
大塚陵墓参考地(新山古墳) 2011年3月28日撮影 北葛城郡広陵町