※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

円福寺(えんぷくじ)

概要

山号を龍華山と号する真言律宗の寺院。奈良時代に、僧・行基が開創したと伝わる。
本尊・阿弥陀如来坐像を祭る本堂(重要文化財)は鎌倉時代に再建され、桁行3間、梁間3間、入り母屋造り、本瓦ぶき。堂内には平安初期の十一面観音や応安4年(1371)の墨書銘を持つ十二天画像も祭られている。
本堂前には、鎌倉前期の様式を示す美しい宝篋印塔(ほうきょういんとう)が2基あり、重要文化財に指定されている。南側の塔身には四方仏、笠石下部と基礎上部には蓮弁が刻まれており、北側の塔身には、金剛界四仏を表す梵字(ぼんじ)と永仁元年(1293)の銘が見られる。
また、円福寺の近くには、竹林寺(生駒市)があり、その境内には行基墓(国史跡)がある。

参考

所在地:奈良県生駒市有里町390
※拝観は16時00分ごろまで

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