※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

円成寺(えんじょうじ)

概要

平安中期の万寿3年(1026)、命禅(みょうぜん)が十一面観音を祭ったのが寺の始まりである。
楼門(重要文化財)前には、平安時代の庭園を復元した浄土式庭園(名勝)が広がる。
本堂(重要文化財)は室町時代に旧本堂に倣って建設され、内陣の柱には極彩色で描かれた阿弥陀如来に伴って来迎する二十五菩薩の絵が残る。
境内の春日堂、白山堂は、鎌倉時代に春日大社の旧社殿を移築したものと伝えられ、現存する最古の春日造り建築として国宝に指定されている。
多宝塔に祭られている大日如来(国宝)は、東大寺や興福寺で仏像作りに活躍した運慶25歳のころの作で、現存する最初期のもの。

参考

所在地:奈良県奈良市忍辱山町1273
拝観時間:9時00分~17時00分

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