※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

妹山樹叢(いもやまじゅそう)

概要

妹山は、吉野川の右岸に位置する標高249メートルの小丘で、対岸にある背山とともに、浄瑠璃や歌舞伎の「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」の舞台として知られる。
妹山南麓に大名持神社が鎮座し、入山を禁止してきたため、原始林的樹叢を今日に残しており、昭和3年(1928)3月に「妹山樹叢」として国の天然記念物に指定された。
山中には、ツルマンリョウ、ルリミノキ、ナガバジュズネノキ、テンダイウヤク、ホンゴウソウなどの植物が群落を形成している。
特にツルマンリョウは、日本の暖地に隔離分布する珍しい植物で、国内では、奈良県、山口県、屋久島(鹿児島県)にのみ成育する。

参考

所在地:奈良県吉野郡吉野町河原屋

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