毎年12月に奈良市で行われる春日若宮おん祭で、田楽法師の花笠を飾る高砂人形が起源とされる。 別名、奈良人形とも言われ、能楽、舞楽、鹿、十二支、ひな人形、五月人形などを題材とした作品が数多く作られている。 一刀彫と言っても、1本ののみで彫り上げるのではない。 大きなのみあとが作り出す簡潔な造形の人形に、金箔(きんぱく)や岩絵具などで華やかに彩色を施しているのが特徴である。
※写真は、一刀彫工房大林杜壽園(奈良県奈良市南半田東町13)で撮影
一刀彫 高砂人形 2011年2月25日撮影 奈良市