※下記は、2010年に確認した内容でありますが、その後外観や記載内容が変更されている場合があります。

在原神社(在原寺跡)(ありわらじんじゃ/ありわらでらあと)

概要

阿保親王と在原業平(ありわらのなりひら)を祭神とする神社。
現在の社殿は、大正9年(1920)に改築されたもので、もとは紀州徳川家が寄進した立派なものだったと伝わる。
明治9年(1876)までは、この地に在原寺という寺院があり、本堂・庫裏・楼門などが立ち並んでいた。在原寺の創建は、承和2年(835)とも元慶4年(880)ともいわれており、後者の説をとる「寛文寺社記」には、在原業平の没後にその邸宅を寺としたとの記述がある。
業平は平安時代を代表する歌人で、六歌仙の一人。絶世の美男子でプレーボーイだったとされ、「伊勢物語」の主人公とも言われている。また、在原寺は、謡曲「井筒」の舞台とされ、曲にゆかりの井筒の井の跡(筒井筒)が境内に残っている。

参考

所在地:奈良県天理市櫟本町
拝観時間:境内拝観自由

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