斉明天皇の時代に中大兄皇子が中国の技術を取り入れて作らせた、日本で最初の水時計の跡。 水槽にたまった水の深さで時を計り、鐘を鳴らして時を知らせたといい、木の樋(ひ)や銅の管、漆塗りの木箱などが出土した。 また、噴水などへの給水場だったという説もある。 現在は出土した柱が復元されている。北側の石神遺跡からは大規模な建物や石敷きの広場などが発掘されていて、一連の施設は斉明天皇時代の迎賓館であったと考えられている。
所在地:奈良県高市郡明日香村飛鳥
飛鳥水落遺跡 2010年9月25日撮影 高市郡明日香村