明日香村の稲渕と隣の栢森(かやのもり)に伝わる神事。
「神所縄(かんじょなわ)神事」とも言われ、子孫繁栄と五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈り、悪疫などが飛鳥川と道を通って来ないようにするために、毎年1月に行われる。
飛鳥川に長いしめ縄を掛け渡し、その中央に、稲渕は男性のシンボルを表したものを、栢森は女性のシンボルを表したものをぶら下げる。
それぞれ、男綱、女綱と呼ばれ、稲渕は神式で、栢森は仏式で行うのが特徴である。
所在地:奈良県高市郡明日香村稲渕、栢森
開催日:毎年1月10日ごろ