ここから本文です

〜地域資料と地域文化への誘い〜
平成21年度 奈良県図書館協会地域資料研究会 公開講座のご案内

テーマ
近代大和の「地域研究」と北畠治房の史蹟考証
天誅組の生き残り」として鳴らした強面の志士、北畠治房(1833〜1921)。維新後は大隈重信に従い官界に在った治房は、大阪控訴院長を最後に公職より退き、 故郷斑鳩で余生を過ごした。しかし、そこでの暮らしぶりは、決して心静かな隠棲と言えるものではなかった。法隆寺非再建論によって奈良県技師であった関野貞を 驚かせたことに始まり、平城宮跡保存運動への参加、『倉梯山廼凩』の刊行など、県内の史蹟をめぐって旺盛な活動を見せたのである。 今回の講演では、それらの中から、自らのルーツに絡む北畠親房墓と賀名生皇居に関する史蹟考証を中心に取り上げ、近代大和の「地域研究」を考える材料としたい。
講師
京都大学人文科学研究所助教 黒岩 康博
日時
平成22年2月6日()
13:30 受付
14:00 開会挨拶 / 講演 / 質疑応答(16:00終了予定)
場所
1F交流ホール
申込方法
住所、氏名、電話番号等明記のうえ、E-Mail、電話または FAX で下記までお申し込み下さい。
どなたでもご参加ください。参加は無料です。
定員
100名(先着順)
申し込み・問い合わせ先
奈良県図書館協会地域資料研究会 事務局
〒630-8135 奈良市大安寺西1丁目1000番地 (奈良県立図書情報館内)
TEL:0742-34-2111 FAX:0742-34-2777
E-mail: info@library.pref.nara.jp
FAX でお申し込みされる方は、チラシに必要事項をご記入のうえ、そのままご送信ください。
※ お申し込み内容については、本講演会の参加者の管理にのみ使用し、第三者への提供はいたしません。

黒岩 康博

1974年生。京都大学大学院文学研究科博士後期課程(日本史学)研究指導認定退学。博士(文学)。京都大学人文科学研究所助教。
近著「蒐集家崎山卯左衛門の郷土研究」(久留島浩・高木博志・高橋一樹編 『文人世界の光芒と古都奈良 : 大和の生き字引・水木要太郎』思文閣出版、2009年)

ページの先頭に戻る