『切り紙 昆虫館:ハサミで作ろう!』

作成者
今森光彦作
出版者
童心社
刊年
2009

  今森光彦氏は、自然と人との関わりをテーマに写真を撮り、その技術と仕事を評価され多くの賞に輝いている写真家です。 『昆虫記』や『里山物語』をはじめ、多種の昆虫の本など、一度は目にされたことがあると思います。 そんな、今森氏が、作った切り紙の昆虫たちを紹介したのがこの本です。
  山でカブトムシやクワガタムシを捕ったり、野原でトンボを捕まえたりと、昆虫採集は夏休みの宿題の1つでもありましたが、楽しい探検でもありました。 捕った昆虫を飼育したり、標本を作ったりして宝物にしていた男の子も多かったのではないでしょうか。
  この本には、切り紙で作った昆虫がたくさん載っています。カマキリやカブトムシ、オニヤンマなど、作られた作品は今にも動き出しそうです。 コノハムシなんか、本物と間違えそうです。昆虫写真家の研ぎ澄まされた観察力に脱帽です。
  この本の巻末には型紙が付いているので、皆さんも童心に返って一度作ってみてください。動き出しそうな昆虫にワクワク感が味わえます。   7月から3階ブリッジでは、この他に紙工作の本など種々展示していますので、どうぞご覧ください。