『宇宙で暮らす道具学』

作成者
松村秀一, 松本信二監修 ; 宇宙建築研究会編著
出版者
雲母書房
刊年
2009

  野口聡一宇宙飛行士が、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中です(2009年12月から2010年5月までの約5ヶ月間)。 宇宙での生活って、いったいどんな感じなのでしょうか。無重力の体への影響は?食事は?お風呂は?
  疑問を解決でき、さらに興味津々になってしまう、いい本がありました。
  この本によると、無重力の影響で、なんと身長が伸びるそうです。でも残念ながら伸びるのは足ではなく胴。 重力で圧迫されている脊椎が伸びるから。食事中のフォークやナイフはテーブルに置いてもふわふわと浮いてしまうので、マジックテープで固定しながら。 食事を温める電気オーブンはあります。お風呂は無し。椅子は疲れたから座るものではなく、作業をするのに体を固定するためにあるとか。
  近々実現するであろう宇宙旅行の話や、巻末の「宇宙入口マップ」「博物館・施設マップ」も宇宙への夢が膨らみます。