『プロのフィギュア観戦術 : 選手たちの心理戦から演技の舞台裏まで』

作成者

鈴木明子著

出版者

PHP研究所

刊年

2016.1

日本におけるフィギュアスケートは、日本人選手の世界での活躍もあり以前から人気がありました。2015年10月に浅田真央選手の選手復帰や羽生結弦選手の歴代最高記録を何度も塗り替えるという大活躍により、近年その人気はさらにヒートアップしています。CM出演や雑誌インタビューなど氷上以外でも両選手は活躍しています。
本書は、バンクーバーオリンピックで8位に入賞、2012年世界選手権では銅メダルを獲得、2013-14年の全日本選手権出場13回目にして初優勝をし、2014年の世界選手権を最後に競技生活から引退され鈴木明子さんによる著作です。
実際に現場にいた彼女から見た、各選手たちの華やかな世界の舞台裏やプログラムが完成するまでの様々な過程が書かれていて、選手一人一人の演技に対する姿勢や心理まで読者に伝わってきます。
また、本文中には世界の著名な選手紹介や、素人目にはわかりにくいプログラムの採点システム、技の解説などもあり、この1冊で結構通になれそうな構成になっています。読後にはフィギュアスケートの見方が少し変わると思います。
自己採点するもよし、選手の経歴や姿勢を知ると、華やな演技の裏にある選手たちの努力と苦労・葛藤などが重なってわかるようで、その演技を通じて、よりフィギュアスケートの世界を楽しめそうです。
別著で、鈴木明子さんの著作『「等身大」で生きる : スケートで学んだチャンスのつかみ方』(NHK出版新書 ; 475)も当館で所蔵しています。併せてお読みになってはいかがでしょうか。