『お天気の学校12ヶ月:たのしく学ぼう』

作成者
池田洋人著
出版者
東京堂出版
刊年
2012.4

  夏が暑くて冬が寒いのはなぜ? 雨の単位はどうしてmm(ミリメートル)なの? 前線ってなに? 晴れと曇りはどうやって決めるの?
  こんなお天気の疑問に答えてくれるのが、この本です。1月から12月まで、月ごとに天気の特徴を教えてくれます。
  夏が暑くて冬が寒いのは、太陽からの光が垂直にあたる夏は、一定面積にあたる光の量が多く、光がななめにあたる冬は光の量が少なくなるため、地 球の温まり具合が違うということです。そうすると、1年で昼の時間が一番長い夏至(今年の場合は6月21日)が1年で一番暑いのでは?と思います が、地面や海などが暖まったり冷えたりするのには時間がかかるので、1ヶ月ぐらい遅れるそうです。なので、夏は夏至の1か月後の7月下旬から8月 上旬がもっとも暑くなって、冬は冬至から1か月後の1月下旬から2月下旬がもっとも寒くなる傾向となるそうです。
  この本の面白いところは、実験コーナーもあるところです。雲を作る実験や夕焼け空を作る実験、竜巻を作る実験の方法が載っているので、ぜひ試し てみたいところです。夕焼けは、ペットボトル、水、懐中電灯、歯磨き粉で、作れるそうです。ほかに「虹はどうしたら見つけられるの?」という、ちょっとわくわくする内容もありますよ。